もしお宅のトイレに貯水タンクがあるのでしたら、すぐにトイレ交換を検討ください。タンクから便器に流れる水を止めているバルブは緩い力で締まっているだけですので実は水がいつも漏れています。この水漏れによる無駄な水道代は決して安いものではありません。水油と違って簡単に蒸発しますので少量の水漏れはまったく気づかないのですが、新品のバルブでも漏れる水量は決して少なくはありませんし、バルブが劣化して水漏れがわかるようでしたら毎月の水道代も数千円単位で増えてしまいます。

タンク式のトイレはいつも水漏れするものだということを必ず念頭に置いてください。トイレ交換をしてタンクのないタイプの便器を取り付ける場合、手洗い用の水洗を別に設置する必要がありますので給排水配管などで工事費が余計にかかってしまいますが、タンクをなくすことによる節水の効果の方が大きいですからこの際センスの良い手洗いを設置するようにしましょう。もし男性のご家族がおられてトイレに小便器があるのでしたら、この際小便器を撤去して男性も座って小用をするようにすることを検討ください。男性は年をとると前立腺が肥大して小用に時間がかかったりこぼしがちになりますが、、座って小用をすると腹圧がかかって尿も出やすいですし、こぼれた尿の臭いも残りませんので美しく快適なトイレが実現できます。

中にはどうしても座って小用をしたくないということで新たに設置した手洗いに小用をする男性もいるかもしれませんので、手洗いの位置はそういう邪心を生じないよう奥まったところにしてください。よくよく考えて快適さと美しさを実現するトイレ交換をされますように。